上PC部材は基礎から柱、梁を貫通するようにPC鋼棒が通ります。そのため、PC柱をセットする前に基礎から出ている鋼棒の位置確認を行いました。
■検証項目
①スラブの不陸の発生状況 + スペーサー設置個所の高さレベル
②PC鋼棒の飛び出し位置
■検証内容
①PC部材とスラブの間には30mmのクリアランスを設けています。それはスラブのフリクを吸収した上で、間にグラウトを入れるためです。
打設後のスラブを3Dスキャンし、スペーサーを置く位置のレベルと製品の出来形形状を確認し、スペーサーの必要厚さを検証しました。
▲PC鋼棒貫通部
上記の柱は1本あたり6本のPC鋼棒が貫通します。また、スペーサーは2か所設置しています。
▼PCa部材設置風景
1階スラブのフリクと各製品のスキャンデータをもとに、梁天端のレベルがそろうように高さレベルの調整を行いました。
また、合わせて基礎に埋め込んでいるPC鋼棒の位置を確認し、ピースの貫通部(シース管位置)と重ね合わせて検証しています。
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